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zoom RSS 購読・再読・積読 2015

<<   作成日時 : 2015/12/31 21:13   >>

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今年は、7月に眼精疲労を悪化させてから、ガクンと読むペースが落ち、年間57冊と、かなり少ない読書量でした。

下に今年読んだ本の一覧がありますが、こうして見ると、今年は、満足度★★★★★の作品が、再読を除くと極めて少なかったのですが、★★★★の作品が多く、全体的にはまずまず楽しめた1年でした。

8月からは、戦後70年ということで戦記物の大作に挑戦しようと、全6巻、3600頁に及ぶ「小説太平洋戦争」を読み始めたものの、その重い内容から、他の娯楽的な作品を読む気が失せてしまい、以後、かなり少ない月間冊数で推移してしまいました。

とはいえ、そのおかげで、これまで何となく分かったような気になっていただけの「太平洋戦争」を、少しは理解できたのではないかと思えるので、挑戦して良かったと思います。

昨年のまとめにも書きましたが、ブログを始めてから、新しい作家に手を出しすぎてしまった反省で、今年はあまり手を広げないように誓ったのですが、何とか、単発の作品を除けば、三浦しをん、横山秀夫だけで抑えることが出来ました。もっとも、読んだ本が57冊では、手を広げる余裕もなかったわけですが…。

−−−−−

作家の話といえば、毎年繰り返される、村上春樹のノーベル文学賞に関する報道には、今年もウンザリでした。

村上春樹自体は私もブログに感想を書いているように、嫌いではありませんが、そもそも、大衆娯楽作家なのに、どうしてノーベル賞候補になるのか、全くもって疑問です。

村上春樹のノーベル賞については、今まで何度も、思うことをブログに書こうと思ってきましたが、書けずにいるうちに、気がつくとまた、ノーベル賞の季節がやってきてしまうという繰り返しでした。

万が一、村上春樹が受賞したら嫌だなと思いつつ、受賞を逃すと今度は、また来年、NHKのニュースで薄気味の悪いハルキストが集まる場所の中継を目にしなければならないので、いっそのこと、今年受賞してしまえばそれでお終い、かえってスッキリするかもなどとウッカリ思ってしまったりします。

これこそ本当に、「やれやれ…。」です。

今年は少し沈静化した気もしますが、万が一、受賞してしまった後で、受賞を疑問視する記事を書くのも後出しジャンケンみたいで嫌だなと思うので、とりあえず、ここで、チラリと書いておきます。

−−−−−

文学賞の話といえば、報道ステーションの古舘伊知郎が、「芥川賞と本屋大賞との区分けがなくなってきた感じがする。」という発言をして、ネット上では叩かれまくっているようですが、私としては古舘伊知郎の意見に全く同感。

今年の芥川賞は、お笑い芸人に受賞させて話題を作りましたが、同時受賞の作家も、受賞後はバラエティ番組に出ずっぱりで、芸人なのか作家なのか、双方向からわからない状況となっています。

「芥川賞」と「直木賞」も、それなりに権威のある賞なのかもしれませんが、その実態は、過去の受賞一覧を見れば明らかなように、「文藝春秋賞」であることは明らかなのに、文学界の最高の賞みたいに報道されるのが理解できません。

結局のところ、村上春樹にノーベル賞を受賞してもらいたいのは、その結果、本の売上が見込めるからだけのことで、商業主義以外の理由はないと思いますが、そんなものは、毎年2回も受賞者を出す、「芥川賞」と「直木賞」だけで充分じゃないかと思います。

芥川賞にしても、昔はこんなに俗っぽい扱いではなかったような気がするんですが、ノーベル文学賞における「ハルキストのたまり場」からの中継といい、その俗っぽさにおいては、「芥川賞と本屋大賞だけでなく、ノーベル文学賞も同じ」と言っても良いのではないかという気すらしています。(

※2016/02/01追記)

2016年本屋大賞ノミネート作品を見たら、「火花」と「流」が入っている!
これは古館発言を逆手に取ったジョークなのでしょうか?


−−−−−

最後は、今年も猛威を振るった、「書籍の映像化」について。

私の読む範疇でも、「64」、「探偵の探偵」、「書店ガール」、「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」と、1年を通じて、映像化の対象となる作品がありました。

基本的に映像化には否定的な私ですが、とにかく困るのが、映像化に合わせて、書籍の帯やPR映像が氾濫することで、自分でイメージを構築する前に、原作と異なるイメージを強引に刷り込まれてしまうことです。

それを避けるためには、放送の前に速やかに読んでしまうことしかないわけで、上記4作品も放送に合わせて読み、そして観たわけですが、今年は比較的まともな作品が多かったと思います。

「64」は、キャスト的な不満もさほどなく、イメージの補完としても、わりと役に立った気がします。

「探偵の探偵」と「書店ガール」は、さほど思い入れのある作品でもないので、わりと気楽にTVを観ましたが、キャストのイメージ的には、「どうなの?」という感じは強かったです。

「櫻子さん」は、毎月の感想でも書いたように、キャラミスとアニメの相性の良さもあり、楽しく見ることが出来ました。

来年もまた、「映像化」には振り回されそうですが、「ビブリアの悪夢」の再現だけは避けてもらいたいと思うばかりです。

ということで、2015年、当ブログにお越しいただいた皆様、ありがとうございました。

良いお年をお迎え下さい。

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<2015-年間読書リスト>
※感想をアップしてあるものはリンクを貼ってあります。
※月ごとの読書リストでは、簡単な感想を書いています。


2015-1月読書リスト

01 望郷 / 森瑤子 (満足度3 ★★★

02 チーム / 堂場瞬一 (満足度5 ★★★★★)<再読>

03 ヒート / 堂場瞬一 (満足度3.5 ★★★☆

04 ビブリア古書堂の事件手帖 1 / 三上延 (満足度5 ★★★★★)<再読>

05 ビブリア古書堂の事件手帖 2 / 三上延 (満足度5 ★★★★★)<再読>

06 ビブリア古書堂の事件手帖 3 / 三上延 (満足度4 ★★★★)<再読>

07 ビブリア古書堂の事件手帖 4 / 三上延 (満足度5 ★★★★★)<再読>


2015-2月読書リスト

08 ビブリア古書堂の事件手帖 5 / 三上延 (満足度5 ★★★★★)<再読>

09 その女アレックス / ピエール・ルメトール (満足度4 ★★★★

10 ビブリア古書堂の事件手帖 6 / 三上延 (満足度4 ★★★★

11 風が強く吹いている / 三浦しをん (満足度5 ★★★★★

12 64(上) / 横山秀夫 (満足度4 ★★★★
13 64(下) / 横山秀夫


2015-3月読書リスト

14 アクロイド殺し / アガサ・クリスティー (満足度5 ★★★★★)<再読>

15 陰の季節 / 横山秀夫 (満足度2 ★★)

16 人間の証明 / 森村誠一 (満足度3 ★★★

17 舟を編む / 三浦しをん (満足度4 ★★★★


2015-4月読書リスト

18 野生の証明 / 森村誠一 (満足度4 ★★★★

19 動機 / 横山秀夫 (満足度2 ★★)

20 インサイド・フェイス / 佐藤青南 (満足度4.5 ★★★★☆

21 武揚伝(一) / 佐々木譲 (満足度4 ★★★★
22 武揚伝(二) / 佐々木譲

23 今宵もウイスキー / 太田和彦 (満足度2 ★★)


2015-5月読書リスト

24 探偵の探偵 / 松岡圭祐 (満足度2 ★★)

25 探偵の探偵 U / 松岡圭祐 (満足度4 ★★★★

26 探偵の探偵 V / 松岡圭祐 (満足度2.5 ★★☆)

27 書店ガール / 碧野圭 (満足度4 ★★★★)<再読>

28 書店ガール 2 最強のふたり / 碧野圭 (満足度4 ★★★★)<再読>

29 武揚伝(三) / 佐々木譲 (満足度4 ★★★★
30 武揚伝(四) / 佐々木譲

31 書店ガール 3 託された一冊 / 碧野圭 (満足度5 ★★★★★)<再読>

32 書店ガール 4 パンと就活 / 碧野圭 (満足度3.5 ★★★☆

33 誘爆 / 堂場瞬一 (満足度3.5 ★★★☆

34 刑事の柩 浅草機動捜査隊 / 鳴海章 (満足度4 ★★★★


2015-6月読書リスト

35 ガーディアン・エンジェル / サラ・パレツキー (満足度3 ★★★

36 いつか白球は海へ / 堂場瞬一 (満足度4.5 ★★★★☆

37 ルイルイ仕切り術 / 太川陽介 (満足度3 ★★★

38 ひとりぼっちを笑うな / 蛭子能収 (満足度3 ★★★


2015-7月読書リスト

39 言えない言葉 / 益田ミリ (満足度4 ★★★★


2015-8月読書リスト

40 探偵のG / スー・グラフトン (満足度3.5 ★★★☆)<再読>

41 探偵の探偵 W / 松岡圭祐 (満足度3 ★★★

42 小説太平洋戦争(1) / 山岡荘八 (満足度4 ★★★★

43 小説太平洋戦争(2) / 山岡荘八 (満足度4 ★★★★

44 水族館ガール / 木宮条太郎 (満足度4 ★★★★)<再読>

45 水族館ガール2 / 木宮条太郎 (満足度4 ★★★★


2015-9月読書リスト

46 小説太平洋戦争(3) / 山岡荘八 (満足度4 ★★★★

47 櫻子さんの足下には死体が埋まっている1 / 太田紫織 (満足度3 ★★★)<再読>

48 櫻子さんの足下には死体が埋まっている2 / 太田紫織 (満足度4 ★★★★


2015-10月読書リスト

49 小説太平洋戦争(4) / 山岡荘八 (満足度4 ★★★★

50 10 -ten- 俺たちのキックオフ / 堂場瞬一 (満足度3.5 ★★★☆

51 櫻子さんの足下には死体が埋まっている3 / 太田紫織 (満足度4 ★★★★


2015-11月読書リスト

52 小説太平洋戦争(5) / 山岡荘八 (満足度4 ★★★★

53 櫻子さんの足下には死体が埋まっている4 / 太田紫織 (満足度4 ★★★★


2015-12月読書リスト

54 小説太平洋戦争(6) / 山岡荘八 (満足度5 ★★★★★

55 櫻子さんの足下には死体が埋まっている5 / 太田紫織 (満足度4 ★★★★

56 珈琲店タレーランの事件簿 / 岡崎琢磨 (満足度2 ★★)<再読>

57 ナマコのからえばり / 椎名誠 (満足度3 ★★★


読了    57冊(うち再読14)
購入   158冊
積読 +115冊



※ブログ内の関連記事(年間読書リスト)

2015-年間読書リスト
2014-年間読書リスト
2013-年間読書リスト
2012-年間読書リスト
2011-年間読書リスト
2010-ブログ開始からの読書リスト

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