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zoom RSS 2016-2月読書リスト

<<   作成日時 : 2016/02/29 23:01  

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2月は5冊。相変わらずの少なさでした。

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<2016-2月読書リスト>
※感想をアップしてあるものはリンクを貼ってあります。

01 ヘッドゲーム / 富樫倫太郎 (満足度 4 ★★★★

02 ニューナンブ / 鳴海章 (満足度 4 ★★★★

03 街角の犬 / 鳴海章 (満足度 3.5 ★★★☆

04 つれづれ、北野坂探偵舎1 / 河野裕 (満足度 5 ★★★★★

05 つれづれ、北野坂探偵舎2 / 河野裕 (満足度 3.5 ★★★☆


読了    5冊(うち再読0)
購入   17冊
積読 +12冊


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01 ヘッドゲーム / 富樫倫太郎 (満足度 4 ★★★★


先月、第1作目を読んだのに続いての2作目。

1作目は、心理捜査に期待しすぎたのか、物足りない印象でしたが、2作目はかなり面白かったです。

女子高生の連続自殺事件とストーカー事件が並行して進むストーリーですが、どちらの事件も不審な点が多く、読者の推理欲を刺激するもので、先が気になり一気に読んでしまいました。

一応、納得のいく結末ではあったものの、自殺事件の方の結末は都合良すぎる感じなのに加え、「良く考えれば、そもそも」的な点もあり、★★★★★というところまでは満足できませんでした。

ただ、1作目に比べればキャラの役回りも安定してきて面白かったのも事実で、本格推理ではなく、ゆるい警察物として読むべき作品なのだと思います。3月に、第3作目が刊行されるので、続けて読みたいと思います。

TVドラマは、3月まで続くと思っていたのですが、たった7回で終了。1、2回は原作にあった放火魔の話でしたが、後は、あらすじを見てもわからない話ばかりですが、TVドラマオリジナルなのかもわからないので、とりあえず録画だけしてあります。4月に4冊目が刊行されるので、全部読んでからにしたいと思います。

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02 ニューナンブ / 鳴海章 (満足度 4 ★★★★

「浅草機動捜査隊シリーズ」でお気に入りの作家となった、鳴海章の初期の作品、「愛崎署三部作」を読み始めました。舞台となる愛崎署は、どこの県警とは書かれていませんが、読んでいるうちに神奈川県警だと分かります。

鳴海章の作品からは、「昭和」を色濃く感じるのですが、どうやら愛崎署シリーズもそのようで、シリーズ第1作目は、研修中に配属先の上司を目の前で殺された経験を持つ北守和人の物語。「警察とは?正義とは何か?」というのがテーマのようですが、途中から重い雰囲気になっていき、読み進めるのに少し時間がかかりました。

クライマックスへ向かう終盤は、「なるほど、そうだったのか!」と、かなり盛り上がったのですが、肝心の結末がどうなったのか、はっきりとは書かれておらず、読者の判断に委ねるという私の嫌いなタイプだったので、残念ながら★★★★★とはなりませんでした。

ただ、鳴海作品の特徴である、「無駄に描写が細かくてリアル」というコダワリは随所に発揮されていて満足できました。

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03 街角の犬 / 鳴海章 (満足度 3.5 ★★★☆

シリーズ第2作は主人公が代わり、覚醒剤の密売ルートを追う、宇崎晃由の「ミイラ取りがミイラに」の転落人生。

同じ愛崎署なので、当然と言えば当然ですが、第1作の登場人物の名がちらちら現れ、第1作との直接的な繋がりはないものの、シリーズを意識させてくれます。

その中で、曖昧だった第1作目の結末への大きなヒントが示されるので、1作目のモヤモヤが少しは晴れるのですが、2作目を読まないとわからないわけで、こういうのはやっぱりその場でハッキリさせた方が良いと、個人的な好みではそう思います。

第1作でも主人公が暴走しますが、第2作はそれを上回る暴走振りで、どのような結末になるのか、落とし所がわからなかったのですが、かなりの荒業で強引にリセット、というか、チャラにしてしまいました。

その強引さゆえ、「ちょっと、それはどうなの」ということで、認めたくない部分もあり、★★★☆となりました。

2作目も重い読み口だったので、一気に読むのはやめて、第3作目は来月にまわすことにします。

−−



04 つれづれ、北野坂探偵舎1 / 河野裕 (満足度 5 ★★★★★

鳴海章が重かったので、軽いものが読みたいと、積読の山から引っ張り出してきたのが、河野裕の「北野坂探偵舎シリーズ」です。

実は、ほんの数ヶ月、関西に住んでいたことがあるのですが、会社のある大阪の雰囲気にどうしても馴染めませんでした。そんなわけで、休日になると、大好きだった横浜の街に似ている神戸の異人館を散策することが多くなっていきました。

三宮駅から異人館へ向かうには坂を上って行くのですが、当時は坂の名前をはっきり自覚していませんでしたが、地図を見れば、それが「北野坂」だったことは疑いようもなく、短い関西生活で、何度も訪れた思い出の場所なのです。

そんないきさつがあったので、数年前、書店で目にした「北野坂」の文字に引かれ、購入していたのですが、積読○年、ようやく日の目を見たわけです。

これも、近年流行の、いわゆるひとつの「日常の謎」「キャラミス」に分類されるものですが、読んでみると、難しい言葉は使わず、しかし安易な用語選択でもなく、とても丁寧で綺麗な文章が心地よかったのでした。

河野裕の作品は初めてでしたが、かなり気に入りました。

物語は、作家と編集者の主人公コンビが、幽霊にまつわる謎を解くというもので、リアリティーには欠けますが、かといってバリバリのファンタジーでもない。独特の世界観を持った作品だと思います。

ストーリ自体、良かったと思いますが、何より、著者の文体が気に入っての★★★★★でした。

−−



05 つれづれ、北野坂探偵舎2 / 河野裕 (満足度 3.5 ★★★☆

1作目が気に入ったので、続けて2作目です。

1作目は、シリーズものの常として、登場人物の説明的な巻でしたが、2作目では、1作目でほのめかされた「シリーズ全体を通しての謎」について、具体的に話が展開していきます。

奇をてらった表現や、日ごろ使わない難しい漢字を使ったりもせず、「てにをは」もしっかりしている「きちんとした」文章は好ましいのですが、「きちんとしている」ということは、実は、かなり「理屈っぽい」文章だとも言えるわけです。

私自身が理屈っぽい性格なので、1作目では特に気にならなかったのですが、2作目では文章の構成自体がパズル的になっていて、さらりと読んだだけでは何だか良く分からない話になっていて、さすがの私も疲れました。

パズル的な文章の場合、結末で、最後のピースがカチリとハマリ、読み手が「なるほど」と思って、爽快感を得ることが望ましいのですが、本作は、ひねりすぎて、もう一度読み返さないとわからない感じになってしまっていると思います。

というか、読み直しても、何となく納得できない感が残ってしまったので、★★★☆となりました。

しかし、2作目で、シリーズの謎の方向性が示されたので、最終的にどのように話を収束させるのか、楽しみになってきました。

印象に残るフレーズも多いシリーズなので、次回は、もう少しわかりやすいストーリー展開にして欲しいと思います。



※ブログ内の関連記事(2016-2月間読書リスト)

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